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カール・コッポリーノ |
![]() カール・コッポリーノ |
カール・コッポリーノは御覧の通りの二枚目だ。ロングアイランド医科大学在籍中に既に婚約者がいた。後に殺害されるカーメラ・ミュゼットである。コッポリーノは学費を彼女の父親に出してもらっていた。1958年に卒業と同時に結婚し、ニュージャージー州レッドバンクの病院に麻酔専門医として勤め始めた。 やがてコッポリーノ夫妻はウィリアム・ファーバー大佐と懇意になった。陸軍の退役軍人である。妻のマージョリは48歳という年齢の割には魅力的な女性だったが、ヘビースモーカーなのが玉に瑕だ。コッポリーノは彼女に催眠療法を施すうちに肉体関係を持つようになった。プー太郎であるにも拘わらず、ふたりでフロリダでバカンスを楽しむようになったというから怪しからん。 2年後、コッポリーノ夫妻はフロリダに移り住んだ。毎日がバカンス気分だが、スポンサーは夫人の父親だ。コッポリーノは相変わらず毎日ブラブラして過ごしていた。 その2ケ月後、コッポリーノに振られたマージョリが警察に駆け込み、洗いざらいをぶちまけた。墓場から掘り起こされた夫人からはスクシニルコリンという筋肉弛緩剤が検出された。麻酔専門医であるコッポリーノならば容易に手に入れることが出来る薬物だ。一方、大佐の死因も窒息であることが明らかになった。 コッポリーノの弁護はサム・シェパードの無罪を勝ち取ったリー・ベイリーが担当した。彼はマージョリが被告を懲らしめるために虚偽の告発を行ったのだと主張したが、カーメラに6万5千ドルの生命保険が掛けられていたことが明らかになると形勢は逆転。有罪が評決され、コッポリーノは終身刑に処された。 |
| 参考文献 |
『殺人紳士録』J・H・H・ゴート&ロビン・オーデル著(中央アート出版社) |