ブリタニア・ホスピタル
BRITANNIA HOSPITAL

米 1982年 116分
監督 リンゼイ・アンダーソン
出演 マルコム・マクダウェル
   レナード・ロシター
   グレアム・クラウデン
   マーク・ハミル
   ロビン・アスクウィズ


「気狂い博士もの」ということでピックアップしたが、よく考えたらこれ、怪奇映画じゃないや。『If...』『オー!ラッキーマン』に続くアンダーソン+マクダウェルのコンビによるブラックユーモアの大怪作である。
 創立500周年記念日を迎えたブリタニア・ホスピタルは、内部では職員のストライキ、外部では入院中の某国独裁者への抗議デモでてんやわんやの大騒ぎだ。マクダウェルは潜入取材を果敢に挑むも、気狂い博士に捕まって首チョンパ。その首でもって博士は人造人間を組み立てるのだが、蘇生と同時に大暴れしたために縫い目がバラけてテケレッツのパア。まるで筒井康隆の『問題外科』のような強烈な作品である。
 創立記念の式典に「バンダイ」ではなく「バンザイ」とかいう日本企業の社長さんが現れて「君が代」が流れるも邪魔者が入ってグダグダに。おそらくこのシーンが故に日本劇場未公開である。ルークことマーク・ハミルが出ているが、その印象は果てしなく薄い。ルーク、がんばれ。


↑マルコムはフルチンでがんばってます。


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