私は好奇心の強い女
I AM CURIOUS-YELLOW

スウェーデン 1967年 121
監督 ヴィルゴット・シェーマン
原作 レナ・ナイマン


 スウェーデンがフリーセックスの国だと思われたのは、この映画の影響が大きいのだろう。好奇心の強い女、レナの体験をドキュメンタリー・タッチで描いた本作は、アメリカで上映を巡って裁判で争われ、検閲の是非論争を巻き起こした。最終的に表現の自由が勝利し、ヘイズ・コード撤廃=ポルノ解禁へと発展して行くのである。その意味で本作が映画界に与えた影響は大きい。洋ピンの歴史はここから始まったと云ってもよいだろう。

 ちなみに、私岸田が館長を兼ねる「殺人博物館」の「大量殺人」の部屋に展示されている写真↓は、本作のスチール写真である。


BACK